クロスステッチをやりたいな?思ったとき、いざクロスステッチを始めてみようと思った初心者さんが悩むのはどんな道具が必要なのか?という『始めるための準備』ではないでしょうか?
今回は、クロスステッチを始めるにあたって絶対に必要な『糸』について紹介していきます。
もし、初めての方で『針』『布』についても知りたい、よく分からないといった方がいれば、あわせてこちらを読むこともお勧めしていますので是非、参考にしてくださいね!
それではポコアポコ(@barudo0425)が出来るだけわかりやすく解説していきます。
刺繍糸
刺繍糸にはさまざまな種類があり、 25番糸、12番糸、8番糸、5番糸、段染糸、リネン糸、ウール糸、などがあります。 それらは用途や図案によって使い分けますが、一般的には25番糸を使用します。手芸屋さんに行けばほぼ必ず置いてますので、クロスステッチを始めるなら、まずは25番糸から始めてみましょう。
25番糸とは?
25番糸は、長さは約8mあり、細い6本の糸をゆるく寄り合わせた状態で1本の糸としています。クロスステッチをする場合に、その1本の糸をそのまま使用する時もありますが、クロスステッチの布のカウント数に応じて、6本の寄糸を分解し、細い糸を1本ずつ抜き取った上で、2本や3本再度、寄り合わせた状態で使用します。
糸の寄り合わせ
前述した通り、 25番糸は、6本の細い糸がゆるく寄り合わされています。クロスステッチ図案を見てみると、『2本取り』などと記載されていますが、その場合は、6本から1本ずつ、2本抜き取り、抜き取った2本の糸を再びゆるく寄り合わせてステッチをすると言う意味です。
糸の準備
25番の糸を50㎝~80㎝程度抜き取りハサミで切断する
糸束を押さえながら糸端をもち引く
扱いやすい50㎝~80㎝程度まで引き抜き、ハサミで切断する
※糸番号の付いたラベルは外さないこと
6本に寄り合わせてる糸から1本を抜き取る
切断した糸束から使う本数の糸を1本ずつ抜き取るために、糸束を半分に折って針穴側の針先で1本引っかける
針束を抑えながら抜き取る
※2本どりなら2回、3本どりなら3回、抜きとる作業を繰り返す(1度に抜かない事)
抜き取った糸をそろえる
1本ずつ抜き取った糸の端を揃える
軽く寄り合わせる
針穴に糸を通すために折り目をつける
糸端から5㎝位のところを針に引っ掛けけ、折り目を付ける
折り目を針穴に通す
糸の折り目を持つ手を固定し、針穴を近づけながら穴に通す
刺繍糸のラベル
刺繍糸のラベルは、保管する際にとても重要で、メーカー名や色番号などが記載されています。糸が少ないうちは、糸の管理なんて簡単と思うかもしれませんが、どんどん楽しんでハマっていくうちに、すぐにいろんな糸でいっぱいになります。なのでもし千切れたりしても捨てずに糸と一緒に保管しておくのがベストです。
おすすめの糸
近頃は100均等でも、25番の刺繍糸が購入する事もできますが、安価な刺繍糸だと糸が絡んだり、何よりも、せっかく最後まで完成し仕上げた時の発色がイマイチだったりと、そんな事がないように、糸は質の良いものを選ぶように心がけてください。
では質の良い刺繍糸はどういったものか?
一般に手芸屋さんで販売している刺繍糸で以下の3つならば問題ありません。これから1つずつ特色と違いを説明していきますね
DMC
DMCはフランスの超有名老舗メーカー。1746年に始まったDMC刺繍糸は世界でもっとも使用されている刺繍糸です。日本では都会の手芸屋さんでは取り扱っているけど、地方だと取り扱っていないお店もけっこうあるので注意が必要です。海外の図案集の色はDMCで統一されている場合が多く、図案と糸と記事がセットになったキットに関しても糸はDMCの場合が多い。
鮮やかな発色で艶があり、仕上がりにとても高級感がでるのでオススメです。
COSMO(ルシアン)
コスモ刺繍糸は、日本の大手メーカー、LECIENの刺繍糸。淡いパステル系のかわいい発色が特徴です。日本の手芸屋さんでも一番入手しやすいです。
オリムパス
オリムパスも日本の大手メーカー、オリムパス製絲の刺繍糸。ビビットなカラーは多くのポップなデザインにはオススメ。コスモの次に入手しやすい刺繍糸です。
まとめ
ポコアポコで販売している初心者キッドや図案は、私が光沢のあるのが好みなのでDMC刺繍糸を使用していますが、図案によっては、コスモのパステルカラーなども使用してみたいなと思っています。なによりも近くの手芸屋で気軽に購入できるのが最大のメリットですしね!
皆さんもお好みのメーカーを見つけてくださいね。参考になれば幸いです。