クロスステッチをやりたいな?思ったとき、いざクロスステッチを始めてみようと思った初心者さんが悩むのはどんな道具が必要なのか?という『始めるための準備』ではないでしょうか?
今回は、クロスステッチを始めるにあたって絶対に必要な『布』について紹介していきます。
もし、初めての方で『針』『糸』についても知りたい、よく分からないといった方がいれば、あわせてこちらを読むこともお勧めしていますので是非、参考にしてくださいね!
それではポコアポコ(@barudo0425)が出来るだけわかりやすく解説していきます。
クロスステッチの布は、大きく分けて2種類
クロスステッチは布に図案をうつさずに、図案のマス目と布の織り目を数えながら刺していきます。そしてクロスステッチが出来る布には、大きく分けてブロック織と平織などの種類があります。
ブロック織りの布
ブロック織りは、縦糸・横糸が数本づつが組になって、それらが交差しブロックを形成しながら布になっている生地で、クロスステッチをする場合、ブロックの四方の隙間の穴を使って目を数えながら刺していくことになるので、一目一目も揃いやすく数えやすいので、初めての方でも簡単に始めることができます。
アイーダ
DMC社のアイーダ布。のりが強く硬めの布になっていて針が刺しやすい。アイーダの織り糸は4本で、目の粗さを織り糸の太さで調整しているので、粗くなれば太くなり固くなる。
ジャバクロス
アイーダと似ているが、織り糸の本数と織り方が異なる。目の粗さは織り糸の本数で変化させているので、織り糸はアイーダのように太くならず、柔らかさがある。肌に触れるクッションなどによく採用される。
国産インディアンクロス
アイーダと同じ織り方で、国内でオリンパスやコスモが販売している。基本的にはアイーダと同じ布。
平織
平織りは、縦横の織糸が1本ずつ互いに交差する布です。クロスステッチで刺していく時に1目が小さい為に、2目を数えながら刺すので難易度があがります。
麻
麻布は特に発色、質感が良いので出来上がりがとてもよくなります。
国産コングレス
毛羽立ち少なく厚みも若干薄いかな?そして固めの手触り。でも、滑りがよくサクサク刺せる
リネン
布が薄くやわらかいので、刺すときに強く糸を引きすぎると歪みを生じる可能性があります。
布の目のカウントについて
海外の表記
クロスステッチ布において、カウントとは、1インチ(2.54㎝)の中に目数がいくつあるかを表していて、例えば14カウントならば、1インチ(2.54㎝)の中に14目入ってることになります。
カウントの数が大きくなればなるほど、目は細かくなり数えるのが難しくなるのでクロスステッチの難易度もあがります。
国内の表記
国内の場合は、目数の数え方が違い、10㎝の中に目数がいくつあるかで表します。例えば、55と表記してあれば、10㎝の中に55目入っていることになります。
国内と海外の目数:対応表
国内表記(10㎝の中の目数) | 海外表記(1インチの中の目数) |
ジャバクロス粗目25 | 6カウント |
ジャバクロス中目35 | 9カウント |
ジャバクロス細目45 | 11カウント |
ジャバクロス55 | 14カウント |
ジャバクロス65 | 16カウント |
初心者の方におすすめする布 ベスト3
以上の説明から、布の選ぶときのポイントは布の種類とカウント数で選ぶことになります。
第3位 インディアンクロス(13カウント)
布目のカウントがセンチ表記で分かりやすい。アイーダと同じ作り方をしている布なので固めで刺しやすさも◎です。
第2位 ジャバクロス 55(14カウント)
布が柔らかいので、刺しやすさは若干難易度があがるが、触り心地の重要なクッションなどはジャバクロスを使用することが多く、おすすめです。
第1位 アイーダ (14カウント)
アイーダではじめて、いろいろ試したけどやっぱりアイーダがいいなと感じる人数知れず。クロスステッチの布の王様です。クロスステッチでアイーダ生地を知る人も多いはず。そのぐらい王道の布なので、非常におすすめです。布も固めでさしやすさも◎です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?以上が初心者の方にオススメする生地の紹介でした。何度も作品にチャレンジしていくうちに、自分の好みにあった生地にであえると思いますので、クロスステッチを楽しみつつ『良い生地探しの旅』に出掛けましょう!初心者の方は『針』『糸』の記事についてもあわせてお読み下さい。